苦味を楽しむ

本来、「苦味」とは生物の本能として有害な食物を避けるために感じるものでした。何かを口に入れた時に苦いと感じればすぐ吐き出したくなることから、幼児向け玩具では誤飲防止の目的で苦い味を添加しているものもあります。

しかし不思議なことに、大人になるとその苦味を「美味しい」と感じるようになるものです。子供の頃は苦くて食べられなかったピーマンやゴーヤ、ビールにコーヒーなどもいつの間にか口に出来るようになり、逆にその苦味を好ましく思うようになることもあるでしょう。特にコーヒーでは砂糖やミルクを加えないブラックを好んで飲む人は多く、「朝はブラックコーヒーを一杯だけ」なんて人も珍しくはないものです。

しかし、コーヒーは胃酸の分泌を促してくれる効果がありますが、空腹時の胃にコーヒーが入ると胃酸が過剰に出てしまい、胃壁が荒れてしまう恐れがあります。「そう言われてもコーヒーじゃないと目が覚めない」という人は、コーヒーを飲む前、または飲みながら軽食を取ると良いでしょう。朝の忙しい時間でも用意が簡単なトーストやパンケーキなどがお勧めです。

パンケーキと聞くと甘いおやつというイメージですが、海外では朝食の定番メニューです。ブラックコーヒーのしっかりした苦味を邪魔せず、それでもきちんとパンケーキの美味しさを味わいたいのであれば、チーズなどを加えて焼いた甘さ控えめのものが良いでしょう。コーヒーの苦味をじっくり味わうのも悪くないですが、朝食もきちんと取って一日の英気を養うことが大切です。