相性抜群のチョコレート

コーヒー豆の主要生産地はブラジルやベトナム、インドネシアなど「コーヒーベルト」と呼ばれる熱帯地域の国です。そしてチョコレートの原料となるカカオ豆も赤道近くの高温・多湿な西アフリカ、東南アジア、中南米を中心として栽培されています。ほとんど同じ地域でコーヒー豆とカカオ豆を生産している国もあり、生まれ故郷が近いコーヒーとチョコレートの相性は実はとても良いのです。

イタリアでは「カッフェ(コーヒー)」といえばうんと濃く入れたエスプレッソが普通なのですが、カフェでコーヒーを注文するとカップの横に小さなチョコレートをつけて提供されます。チョコレートを口に含み、エスプレッソを一口飲めば、口の中でチョコレートの甘さとコーヒーの苦味がじわりと溶け合い、豊かな香りが引き立つのです。

コーヒーとスイーツの相性は元々良いですが、チョコレートを使ったスイーツなら尚のことピッタリです。最近カフェで人気を集めるスイーツメニューといえばパンケーキですが、注文する際はぜひトッピングにチョコレートをかけて、淹れたてのエスプレッソと一緒に味わってみましょう。焼き立て熱々のパンケーキの上でとける濃厚なチョコレートの甘みとバターのコクが、コーヒーの香りと苦味を引き立てて、それぞれのメニューを別々に味わうよりもずっと新鮮に楽しむことができます。また、チョコレートと相性の良いホイップクリームを添えると、コーヒーの苦味のカドが取れて優しい味わいになります。チョコレートとコーヒーを楽しみたいという時は、同時に味わうのがおすすめです。